『WORKSIGHT[ワークサイト]24号 鳥類学 Ornithology』8/6発売!

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株式会社黒鳥社 プレスリリース:2024年08月06日 【黒鳥社|新刊のご案内】 『WORKSIGHT[ワークサイト]24号 鳥類学

Ornithology』8/6発売!

黒鳥社が編集・制作をサポートしている『WORKSIGHT[ワークサイト]』。プリント版最新号のテーマは「鳥類学」。鳥は何を象徴し、現代を生きるわたしたちが鳥類学に触れることは何を意味するのか。

Photo by Hironori Kim

週刊のニュースレターを中心に、自律協働社会のゆくえを探ってきたコクヨのオウンドメディア「WORKSIGHT」。8/6(火)にプリント版最新号となる『WORKSIGHT[ワークサイト]24号

鳥類学 Ornithology』を発売いたします。

古来より人間と多様な関係をもち、神話、芸術、科学などさまざまな分野や文脈で登場してきた「鳥」。研究者や芸術家だけでなく市井の人びとも魅了し、文化や宗教における象徴として、また、観察や研究の対象として重要視されてきました。

そのなかから生まれた動物学の一部門「鳥類学」は、地域社会の人びとのアマチュアリズムも寄与しながら、鳥類に関する実践的な知を紡いできた学問です。最新号ではこの鳥類学を軸に、民俗学、美術史、環境史などのアカデミックな視点から、また、音楽家、獣医、登山家、調香師、ゲームクリエイターなどの多種多様な立場から、自然との共生や、鳥というフィルターを介して再発見される人間社会や都市をとらえました。

長い歴史のなかで鳥は何を象徴し、現代を生きるわたしたちが鳥類学に触れることは何を意味するのか。今も世界を飛びまわる、“未知の知”のネットワークに分け入る特集です。ぜひご一読ください。

【目次】

○The Pillar

スティーブン・ギル 鳥の恩寵

広大な農地の1本の杭に飛来する鳥をセンサーで自動撮影した、スティーブン・ギルの代表作「The

Pillar」(杭)。この作品で彼は初めて「自分の“意図”というものを完全に手放すことができた」と語る。そこに現出する、鳥たちの偉大で美しい異世界。

○巻頭言・さえずり機械

文=山下正太郎(WORKSIGHT編集長)

古くから自由や希望の象徴として語られてきた鳥。画家パウル・クレーも鳥に魅了されたひとりだが、20世紀初頭に手がけた『さえずり機械』には、えも言われぬ不穏さが漂う。そこに描かれた鳥たちを通して、現代のわたしたちが再発見するものとは。

○野鳥雑記のこと

柳田國男と鳥の民俗学

語り手=島村恭則

民俗学者・柳田國男が1940(昭和15)年に上梓した『野鳥雑記』は、遍在する鳥と共にあり続ける、わたしたちの世界の手触りを浮かび上がらせている。現代民俗学・民俗学理論を専門とする島村恭則に、“鳥の民俗学”の豊かな鉱脈について聞いた。

○五感の鳥類学

見る:ステファニー・ベイルキー(全米オーデュボン協会)

聴く:コスモ・シェルドレイク(ミュージシャン)

触る:海老沢和荘(横浜小鳥の病院)

嗅ぐ:浅田美希(「インコ香水」調香師)

味わう:服部文祥(サバイバル登山家)

鳥を知る方法はひとつではない。視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚をフル活用する5人の専門家の語り、そしてその鋭敏な感覚から鳥を学ぶ。

○都会と巣箱

鳥専門の不動産屋「BIRD ESTATE」の歩み

鳥を「入居者」、購入者を「大家」に見立てたユニークな野鳥専門の不動産屋「BIRD

ESTATE」。シジュウカラの生態を独学で学び、「賃貸物件」の巣箱をつくりあげたプロデューサー・工藤洋志と、その巣箱に魅了されたバイヤーの山田遊を訪ねた。

○この営巣配信がすごい!

世界のYouTubeチャンネルが伝えるドラマ

鳥の営巣がYouTube配信されるなか、ウォッチャーのオススメ7選をお届け。ただしあくまで2024年7月15日現在。愛らしい雛の最期や、全滅による配信終了を目撃する可能性も。いま子育てしていない動画は、これから来年にかけてが見頃だ。

○始原の鳥

世界の始まりと鳥の象徴学

監修・解説=西野嘉章

世界が産声をあげるとき、そこには鳥の姿がある。数多の文明・文化圏の図像で存在感を示す鳥は、どれほど豊かな創造性をその両翼にとらえているのか。大著『鳥学大全』共編者で、古今東西のイメージを知悉する西野嘉章に訊ねた。

○はばたく本棚

鳥から世界を知る60冊

わたしたちの頭上を行き交い、あたりを睥睨し、ときに空を覆い尽くす鳥たち。その視座に近づき、鳥を知るため、「観察する」「科学する」「哲学する」「文学する」「描く」「調理する」のテーマで全60冊をセレクト。翼なき人間のためのブックガイド。

○旅行鳩よ、ふたたび

環境史家ドリー・ヨルゲンセンの問い

アメリカの空を無数に羽ばたいていたにもかかわらず、絶滅へ追いやられたリョコウバト。その“復活”を期す人びとが、21世紀に現れた。絶滅をめぐる顚末と、その後の運動の可能性と危うさを、ノルウェーの大学で教鞭をとる環境史家が描き出す。

○水・鳥・人

中村勇吾の群体論

構造設計から流体力学へと向かったデザイナー中村勇吾の興味は、やがて鳥の群れを操る『GUNTAI』、そして人の群れを導く『HUMANITY』というゲームへといたる。群れを動かすということ、それは「個」と「全体」をめぐる深淵なる探究だった。

【書籍概要】

○書名:『WORKSIGHT[ワークサイト]24号 鳥類学 Ornithology』○編集:WORKSIGHT編集部(ヨコク研究所+黒鳥社)

○ISBN:978-4-7615-0931-6○アートディレクション:藤田裕美(FUJITA LLC.)○発行日:2024年8月9日(金)○発行:コクヨ株式会社

○発売:株式会社学芸出版社○判型:A5変型/128頁○定価:1800円+税▼ご購入はこちらから

https://book.gakugei-pub.co.jp/gakugei-book/9784761509316

WORKSIGHT[ワークサイト]

コクヨが掲げる「自律協働社会」というありたい社会像を手がかりに、これからの社会を考える上で重要な指針となりうるテーマやキーワードを拾いあげ、探究するメディア。ヨコク研究所と黒鳥社が中心となり構成された編集部が、ニュースレター(毎週火曜日配信)を中心に、書籍、イベントなどコンテンツを展開中!

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ヨコク研究所

未来社会のオルタナティブを研究/実践する、コクヨ株式会社のリサーチ&デザインラボ。パーパスである「ワクワクする未来のワークとライフをヨコクする」をキーワードとして掲げ、リサーチ、エンパワメント、プロトタイピングを主軸とした活動を展開し、会社の指針となる未来シナリオを更新すると共に、発信によってできたファンやコミュニティの中で新たな社会像をつくり上げます。

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黒鳥社

いまの当たり前を疑い、あらゆる物事について、「別のありようを再想像(Re-Imagine)する」ことをミッションに、雑誌、ウェブ、映像、イベント、旅などメディアを問わず、コンテンツをプロダクション(制作)するコンテンツレーベルです。書籍に『ファンダムエコノミー入門

BTSから、クリエイターエコノミー、メタバースまで』(2022年6月)、『編集の提案』(2022年3月)、『働くことの人類学【活字版】仕事と自由をめぐる8つの対話』(2021年6月)他。また、ポッドキャスト「こんにちは未来」「愛と死の人類学」「音読ブラックスワン」などの企画制作を行っています。

https://blkswn.tokyo 当リリースの詳細について

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