山大学病院 デロイトトーマツとの共同研究で患者サポートプログラムを開発 ~Salesforce Health Cloudによる医療の「質の向上」と「効率化」を兼ね備えた統合ケアの実現~
デロイトトーマツとの共同研究で患者サポートプログラムを開発 ~Salesforce Health
Cloudによる医療の「質の向上」と「効率化」を兼ね備えた統合ケアの実現~ 2024(令和6)年 7月 7日
国立大学法人岡山大学
◆概 要
国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:那須保友)は、昨年からデロイト トーマツ グループのデロイト トーマツ
コンサルティング合同会社(東京都千代田区)との共同研究(※1)を行っていましたが、この度、株式会社セールスフォース・ジャパンのクラウド型の患者管理ソフトウェア「Salesforce
Health
Cloud」(※2)を活用し、治療への患者さんの積極的な関与を高めることで医療の「質の向上」と「効率化」を果たす患者サポートプログラムを構築するに至りました。
医療従事者の働き方改革を推進するとともに、限られた時間内で効率的に患者さんへの医療サービスを提供するためには、外来診療の段階から患者さんの手術や入退院を支援する「Patient
Flow Management=PFM」の構築が急務となっています。
これまで、患者さんの治療効果をあげるために必要なセルフケア(運動、食事、服薬等)に対しても医療従事者は積極的にサポートをしてきた一方で、個々の患者さんに対してかけられる時間が限られると、医療従事者による医療サービス提供の効率化のみでは医療の質の維持が困難になってくることが想定されます。
そのため、医療サービス提供を効率化し、さらなる医療の質の向上を目指すと同時に、これまで以上に患者さんが自らの治療計画を理解し、治療効果を最大化するために実施すべきことを把握・実行することが求められています。
プログラムの開発においては、最新の医療規制へのコンプライアンスを担保しつつ、医療現場のニーズを重視したカスタマイズ可能なソリューションとなるよう、「Salesforce
Health Cloud」を活用しました。
「Salesforce Health
Cloud」を介して、医療従事者・患者さん双方が従来取得できなかった情報にアクセスし、フローを可視化・高度化するとともに、患者さんの行動の最適化を実現します。導入により期待される効果は次のとおりです。
1. 医療従事者の業務時間の削減
2. インシデント数の減少
3. 予定外再入院率の低下
現在、医療現場では高いレベルでのリスクマネジメントが求められるが故に、局所化したワークフローが長年にわたって積み上げられており、全体最適化された統合ケアの実現は容易ではない状況ですが、今後は「Salesforce
Health Cloud」の高い拡張性・カスタマイズ性を活かし、本プログラムの実臨床への展開を目指します。
図.開発したプログラムのコンセプト
図.開発したプログラムのコンセプト
※1 デロイト トーマツと岡山大学が患者サポートプログラムの共同研究を開始~「Salesforce Health
Cloud」を活用,治療への患者の関与を高め,医療の「質向上」と「効率化」を兼ね備えた統合ケアの実現を支援~
https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id1161.html
※2 Salesforce,Health Cloudなどは,Salesforce.com,inc.の商標です。
◆参 考
・岡山大学病院
https://www.okayama-u.ac.jp/user/hospital/
・Salesforce Health Cloudについて
https://www.salesforce.com/jp/products/health-cloud/overview/
岡山大学病院(岡山市北区)
岡山大学病院(岡山市北区)
◆本件お問い合わせ先
<岡山大学の研究代表者>
岡山大学病院 医療安全管理部 講師 大澤 晋
〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1 岡山大学鹿田キャンパス
https://www.okayama-u.ac.jp/user/hospital/index215.html
<岡山大学病院との連携等に関する件(製薬・医療機器企業関係者の方)>
岡山大学病院 新医療研究開発センター
〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
下記URLより該当する案件についてお問い合わせください
http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/ph_company/
<岡山大学病院との連携等に関する件(医療関係者・研究者の方)>
岡山大学病院 研究推進課 産学官連携推進担当
〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
TEL:086-235-7983
E-mail:ouh-csnw◎adm.okayama-u.ac.jp
http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/medical/
<岡山大学の産学官連携などに関するお問い合わせ先>
岡山大学研究・イノベーション共創機構 産学官連携本部
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
TEL:086-251-8463
E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
※ ◎を@に置き換えて下さい
https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/
岡山大学メディア「OTD」(アプリ):
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000072793.html
岡山大学メディア「OTD」(ウェブ):
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000072793.html
岡山大学統合報告書2023:
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001926.000072793.html
岡山大学SDGsホームページ:
岡山大学SDGs~地域社会の持続可能性を考える(YouTube):
岡山大学Image Movie (YouTube):
産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2024年7月期共創活動パートナー募集中:
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002296.000072793.html
岡山大学「THEインパクトランキング2021」総合ランキング 世界トップ200位以内、国内同列1位!!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000070.000072793.html
岡山大学『大学ブランド・イメージ調査2021~2022』「SDGsに積極的な大学」中国・四国1位!!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000373.000072793.html
岡山大学『企業の人事担当者から見た大学イメージ調査2022年度版』中国・四国1位!!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000122.000072793.html
国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています。地域中核・特色ある研究大学として共育共創を進める岡山大学にご期待ください
* 岡山大学
文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く~
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